鹿児島大学教育学部

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学部長のあいさつ

教育学部長 溝口 和宏

 

私たちの生きる21世紀は社会の変化が激しく、将来予測が困難な時代であると言われます。学校教育も大きく変化しています。ICTやAIを使うのが当たり前となる学習環境の変化だけでなく、学習の在り方も大きく変化しようとしています。定型的な問題への正解を求める学習から、学んだ知識や技能を活用し、他者と協働しながら課題への最適解を見出していく学習への転換が求められています。また学び手である子供たちの多様性を尊重し、一人ひとりの個性や発達の状況をふまえた教育の実現が求められています。

 

こうした新時代の要請に応えるため、鹿児島大学教育学部では、学校教育教員養成課程の中に初等教育、中等教育、特別支援教育の各コースを設け、それぞれの学校種に応じた教育の方法を学ぶとともに、多様な個性やニーズ、発達の特徴をもつ子供たちに、的確な教育的対応のできる資質能力の育成に力を入れています。教育の概念や理論、教科の教育を深く学べる授業科目に加え、小・中学校での学校体験や附属学校園・代用附属学校での教育実習など、1年次から4年次まで段階的に学びを深められる実践的な科目群を設けています。また南北600キロにわたる鹿児島県の教育の特徴をふまえ、離島・へき地教育、少人数教育や複式指導、遠隔教育にも対応できる実践力を備えた教員の養成を目指しています。

 

教師の仕事は、未来の世界を創る仕事です。自らの教育を通して、子供たちに学ぶことの楽しさや意義を伝え、その成長を支えていく。多くの教師たちが時代を超えて繋いできた教育の理想を受け継ぎ、子供たちが安心して生き生きと学べる教室や学校の実現を目指して、共に歩んでいきましょう。

 

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