一般選抜(前期日程・後期日程)
■求める人材像
<初等教育コース・中等教育コース>
人間を取り巻く物理的・社会的環境の急激な変化やますます多様化する価値観の変化のなか、学校教育
の場で活躍しようとする教員にはこれまでにも増して 幅広い視野と高度の専門性が求められています。
学校教育教員養成課程<初等教育コース・中等教育コース>においては、学校教育における各教科等に
対応する種々の専門分野のいずれか1つに対する高度の専門性を身につけると同時に、広く社会を見渡す
確かな視座と学習者の多様なニーズに可能な限り応えられる、幅広く確かな教養の両方を備えることが強
く求められます。したがって、学校教育教員養成課程<初等教育コース・中等教育コース>では、次のよ
うな人を求めています。
(1) 子供と関わることを好み、「教育」の問題に情熱を注げる人
(2) 自分の得意とする専門分野に高い関心をもち、学校教育に関連して、その分野における知見や技術の一
層の高度化に高い意欲をもつ人
(3) 人間生活全般への鋭い問題意識をもち、子供の発達に対する援助者、文化の確かな伝達者として子供や
自分自身の可能性を高めることに力を発揮できる人
(4) 自分の得意分野だけでなく、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等、学校教育の教員
としての実践的指導力に関わる幅広く確かな基礎学力を有している人
<特別支援教育コース>
特別支援教育コースは、特別支援学校のみならず、小学校、中学校、高等学校における特別支援教育推進の
中核を担う教員の養成をめざします。特別支援教育の対象となる子供の様子や障害の程度は多岐にわたること
から、その指導も個別指導から全ての子供が同じ教室で配慮を受けながら学ぶインクルーシブ教育にいたるま
で多様な形態の中で行われます。これらの指導の場においては、障害のある子供に関わっていくための深い洞
察力と俊敏な実践力、さらにその前提として教科指導の確かな力が、ますます問われています。このようなこ
とから本コースにおいては、次のような人を求めています。
(1) 子供の発達を信頼して、子供の側に立って支援に取り組める人
(2) 障害と社会の関係に目を向け、その問題の解決に取り組む意欲をもつ人
(3) 確かな問題意識をもち、子供の発達に対する援助者、文化の伝達者として、子供や自分自身の可能性を
高めることに力を発揮できる人
(4) 特別支援教育を推進する教員としての実践的指導力を支える幅広い専門的知識や技能、論理的な思考の
習得に明確な意志をもつ人
■入学前に身につけておいて欲しいこと
<初等教育コース・中等教育コース>
本コースは、小学校教員一種免許状または中学校教員一種免許状を取得し、将来教育に携わる人材の育成を
目的としています。在学中に教育に関する様々な知識・技能を学ぶとともに、附属学校等において児童・生徒
や教員と関わる機会が多くあります。そのため、入学に際して以下のことを身につけておくことが望まれます。
1.学校教育の教員として必要な専門知識を学ぶための幅広い基礎学力
2.学校現場での実習に際し児童・生徒の模範となれる規範意識
3.規則正しい生活習慣
4.様々な人と関わるための基本的マナー
5.多様な課題に自律的に取り組む姿勢
<特別支援教育コース>
本コースは、小学校または中学校教員免許状を取得した上で、特別支援学校一種免許状を取得し、広く障害
児教育に関わる人材の育成を目的としています。入学後の専門教育を飛躍させるために、以下のことを身につ
けておくことが望まれます。
1.特別支援教育の教員として必要な専門知識を学ぶための幅広い基礎学力
2.生命を大切に思い、愛情をもって人と接する態度
3.様々な人と関わるための基本的マナー
4.多様な課題を論理的、能動的に解決しようとする姿勢
■入学者選抜の基本方針
前期日程では、大学入学共通テストの科目を課すとともに、個別学力検査で国語、数学、外国語、実技検査
及び面接等のうちから必要な科目等を課し、基礎学力、思考力、技能、学校の教員となることへの意欲及び自
分の考えや意見をまとめ、表現する力等を評価します。
後期日程では、大学入学共通テストの科目を課すとともに、個別学力検査で小論文及び面接を課し、基礎的
な理解力、問題意識、学習意欲、社会への関心度及び学校教育に対する意欲と適性等を評価します。