学部長のあいさつ

教育学部長 有倉 巳幸
教員の仕事は、学ぶことの良さや楽しさを子どもたちに伝えることと言えます。そのために子どもにそれを伝えるための知識や技能を身に付けておかなければなりません。
鹿児島大学教育学部では、南北600キロにわたる鹿児島県を視野に、離島・へき地教育、少人数教育、複式指導などに対応できる高い実践能力を備えた教員の育成を目指しています。2020年度からは、学校教育教員養成課程の中に初等教育コース、中等教育コース、特別支援教育コースを設けて、現代社会が求める教員の養成に力を入れています。また、小・中学校での学校体験を1年生に設定し、4年生までの段階的な教育実習を用意しています。さらに、離島における学校環境観察実習、小規模校での指導活動、学習支援ボランティアなどへ参加することもできます。
学部教育の充実を支えている附属学校園(幼・小・中・特別支援学校)と代用附属学校(田上小学校、伊敷中学校)に加えて、2017年度からは教職大学院も設置されました。
今後は、学部と大学院との連携によって、子どもたちの発達段階に応じた、また各学校の社会的役割を生かした、新しい時代に求められる学校教員の育成に力を注いでいきたいと考えています。子どもたちが楽しく学べる授業づくり、居心地のよい学校づくりのために、4年間一緒にがんばりましょう。