教育・研究分野
学校臨床系学修コース
教育課程・方法学、学校経営、教育法規、教育心理学、発達心理学
学習の過程と学習の成り立ちを把握し,児童生徒が自己確立できるよう学校教育に関わる様々な分野からアプローチする。学びの本質の基盤となるカリキュラム,授業研究,および学校教育を支える組織的な視点から捉える学校経営,危機管理,教育法規の専門的知識・研究能力・実践力の向上,また,カウンセリング,アセスメントを基盤とする学校臨床心理,発達心理,特別支援教育の学校臨床・実践に関する専門的知識・実践的能力を伸ばすことを目指す。
人間発達系学修コース
教育学・教育史、社会教育、教育心理学、発達心理学、障害児心理、障害児保健
人間の発達を幅広く捉えて,各分野の教育実践を総合的に研究していくことで,人間発達の本質,発達における教育の意義,学校教育の本質把握にアプローチする。教育学の分野からは,発達と教育の歴史的把握をふまえて,現代社会と子どもの臨床的分析,子どもから大人まで人の生涯にわたる学びと発達などを検討する。教育心理学の分野からは,教育認知心理と発達論をふまえて,学習者理解,教授学習過程,教育組織論,教育工学論などを検討する。特別支援教育の分野からは,障害児教育学,障害児心理学,障害児の発達と実践研究,障害児神経生理学などを研究し,特別支援教育の総合的な検討を行う。
生活・健康系学修コース
家庭科教育、被服学、保育学、生活経営学、健康教育、健康運動
ライフスタイルと健康との関わりについて,生活・健康に関わる様々な分野からアプローチする。生活の基盤となる食物,被服,保育,および生活を教育的視点から捉える家庭科教育の専門的知識・研究能力・教育実践力の向上,また,健康教育学・健康運動学を基盤とする健康教育の理論・実践に関する専門的・総合的な研究・教育を目指す。
言語・社会系学修コース
国語科教育、国語学、国文学、漢文学、書道、社会科教育、歴史学、地理学、倫理学、法律学、経済学、英語科教育、英語学、英米文学
本学修コースには,国語科関連科目,英語科関連科目,社会科関連科目がある。各科目の履修を通じて,国語(国語科教育,国語学,漢文学,国文学,書道)・英語(英語科教育,英語学,英米文学)・社会科(社会科教育,歴史学,地理学,法律学,経済学・社会学,倫理学・哲学)の基盤となる人文・社会諸科学の研究成果に基づきつつ,国語科教育・英語科教育・社会科教育の内容と方法について,理論的かつ実践的な創造力と指導力の育成を目指して専門的・系統的な教育と研究を行う。
理数・環境系学修コース
数学科教育、代数学、理科教育、物理学、化学、生物学、地学、技術科教育、機械、木材加工、栽培
算数・数学(算数・数学科教育,代数学,幾何学,解析学(応用数学を含む)),理科(理科教育,物理学,化学,生物学,地学),技術(技術科教育,機械,電気,木材加工,金属加工,生物技術)の各分野についての教育・研究を深めるとともに,発達し分化した諸科学の総合的理解を図り,新しい時代の科学技術教育の確立を志向する。また,地域のユニークな自然環境の研究を基礎に地球環境問題についての実践的理解を深め,環境教育の重要な一環として位置付ける。
芸術・スポーツ系学修コース
音楽科教育、器楽(ピアノ)、声楽、作曲、音楽学、美術科教育、絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論・美術史、保健体育科教育、体育学、運動学、学校保健
本学修コースでは,実技を伴う教科の実践と指導方法を,音楽,美術, 体育・スポーツの三つの領域からアプローチする。音楽領域では,音楽教育理論とその実践基盤となる器楽,声楽,作曲,音楽学などから,美術領域では,美術教育理論とその実践基盤となる絵画,彫刻,デザイン,工芸などから,体育・スポーツ領域では,保健体育教育理論とその実践基盤となる体育学,運動学,学校保健などから教科としての実践と指導方法について追究する。また,三領域にまたがる内容を有機的に結びつけた実践を行い,その共通的課題と教授法について追究し,さらにその諸課題について解決を図る。
*教員の状況によって開講できない教育・研究分野がありますので、詳細は「令和2年度鹿児島大学大学院教育学研究科(修士課程)学生募集要項」でご確認ください。