第2期「学校教育キャッチアップ講座」の閉講式を開催しました
教育学部は、1月27日、履修証明プログラム「学校教育キャッチアップ講座」(第2期)の最終講座終了後に閉講式を開催しました。
本講座は、学校教育法に基づく総時間数60時間以上の教育プログラム「履修証明プログラム」を利用し、潜在教員や再任用教員等の方々が、学校教育の最新動向を吸収し教職の基本を再確認して、自信をもって教壇に立つことができることを目的として、令和5年6月に初開講した第1期に続き第2期として、昨年10月から10回にわたり40コマ60時間開講されました。
受講者は、「教育の最新事情と基盤」「特別活動・総合的な学習の時間」「家庭・地域との連携・協働」「発達心理と生徒指導・教育相談」「進路指導・キャリア教育」「教育の情報化(タブレット端末とロイロノートの演習を含む)」「国際理解・異文化理解」「道徳教育」「特別支援教育(発達障害のある子どもの理解と支援など)」「教科指導の最新事情」の10科目を実践的かつ体系的に学び、学校教育の最新動向等について幅広い知識を修得しました。
閉講式では、有倉巳幸教育学部長から、本履修証明プログラムに関する近況報告がなされ、「本講座を受講された皆様方が、今回身に付けられた知識や技術を活かして、学校現場で活躍されることを期待します。」との挨拶がありました。なお、第2期は17名が修了予定です。
第1期と第2期の受講者へのアンケート結果からは、「教員免許を取得してから、何十年も経ってしまった自分でも、今の現場の様子がとてもよく分かりました」、「教育の最新の動向や、復帰する際に気になっていたことを丁寧に教えて頂いたので、本当に勉強になりました」といった現在の教育現場の実態が確認できたといった回答のほか、「期限付き任用教員へ申し込みをする勇気をいただきました」、「この6ヶ月間、とても貴重で学びの多い日々となりました。もう学校で働くことはないだろうなと思っていましたが、講義を通してまたチャレンジしてみたいなという気持ちが芽生えました」といった自分のキャリアに役立ったといった回答、「内容がとてもためになっただけでなく、この半年間で新しい仲間ができました」、「語り合える仲間が増えて今後の力になりました」といった新しいつながりが構築できたといった回答がみられました。
本講座は、鹿児島県教育委員会と連携して開講しておりますが、令和5年度第1期の受講者の中から、早速、令和6年度鹿児島県公立学校教員採用選考試験の受験者・合格者が出ており、また、令和7年度鹿児島県公立学校教員採用選考試験からは、本講座の履修証明書保有者が1次試験の加点対象となりました。令和6年度も、引き続き、鹿児島県教育委員会と連携しながら鹿児島県の教育の充実に努めていきたいと考えています。
(鹿児島大学HP↓)