学校実習を通して
各学校実習の体験談を紹介します。
〇1年次 学校体験実習
学生が初めて参加する実践的な教職科目です。附属学校や公立学校参観を通して、教職について具体的に知るきっかけになります。
体験談
学校体験実習は、初めて“教師”という視点から学校を体験でき、その教師という職業について具体的に知ることのできる貴重な経験となりました。学習指導案を用いた授業の見学や、ICTを活用した教育方法、行事に向けた準備や取り組みに加えて、授業内外での先生方の表情や声掛け、教員同士でのコミュニケーション等、実際に体験しなければわからない学びや感じるものが多くありました。教育方針の変化を感じたり、今まで当たり前に過ごしてきた学校生活に数えきれないほどの先生方の工夫があったりと驚きもありました。学校体験実習での経験を、理想の教師像の軸として、そしてこれからの大学生活での学修活動の糧となるものにしていきたいです。
学校教育教員養成課程初等教育コース 永田 桜弓さん
〇2年次 参加観察実習
授業の観察等を通して三年次の教育実習に向けた準備を行います。
体験談
参加観察実習では、体育大会に向けての全体練習をどのようなところに気を配りながら行っているのか、また、授業を行うときに生徒たちにどのような教材や教具を使うことが技能を楽しく身に付けることができるのかを実際に見て学ぶことができました。また、3年生の教育実習も参観することができたため、どのようなに授業を行っているのかを見たり、聞いたりすることができました。これらのことは、来年の私が教育実習をどのように行ったら良いか参考になりました。実際の授業展開を参観して、私には教材への理解度や教具をどのように活用したら良いのか等、多くのことが足りていないことに改めて実感した機会になりました。
学校教育教員養成課程中等教育コース保健体育科 山本 奏太さん
〇3年次 教育実習Ⅰ
所属するコースの校種や教科の免許を取得するための実習です。
小学校実習
体験談
実習前は日程が近づくにつれて不安でいっぱいでしたが、実際に行ってみると、先生が温かく迎えてくださり、かわいい子どもたちとの楽しい日々も始まり、初日で不安は消え、最後はお互いに涙が出るほどあっという間で最高の20日間になりました。
大学の座学で様々なことを学んでいましたが、実態も踏まえた実習は想像とは異なることも多くありました。そんな中でも、同じ困難に立ち向かう仲間が多くいること、困ったときには多くの先生方がサポートをしてくださったことが励みになり、沢山の挑戦をすることができました。
この実習で学んだことはこれからの社会人生活に生きていくと思います。実習先の素敵な先生方を見て、より一層教員への憧れが深まった実習でした。
学校教育教員養成課程初等教育コース英語科 木藤 未結さん
中学校実習
体験談
中学校での教育実習は、とても実りのある3週間となりました。普段の大学の講義では学ぶことのできないことを学んだり、教師という立場になって学校の在り方について考える経験をしたりと、たくさんの貴重な時間となりました。限られた時間の中で生徒とのかかわりや授業づくりを行う中で、「つらい」と感じる場面もありましたが、「楽しかった」と心から思えるほどに充実した時間でした。3週間という短い期間でしたが、改めて自分自身の目標を再認識し、より教師になりたいという願いを強く思うようになったと感じます。
教育実習では、数えきることができないほどのたくさんの経験ができ、この経験をこれからの社会生活へと生かし自分自身の成長へと繋げていきたいと思います。
学校教育教員養成課程中等教育コース理科 佐藤 学留さん
特別支援学校実習
体験談
特別支援学校の実習では、自分が想像していたよりも多くのことを学び、成長することができたと感じています。もちろん最初は慣れないことが多く、不安もありました。しかし、子どもたちと実際に関わる中で子どもの変化に気付いたり、子どもの頑張る姿や全力で学校生活を送る姿を近くで見たりすることで、教師としてのやりがいや楽しさを実感することができました。
また、子どもとの関わり方についてだけでなく、周囲の先生方との連携・協力の大切さについても理解することができました。一人で全て背負い込まず他の人たちと連携していくことは、どんな場面においても重要なことです。今後も、実習での経験を活かして学び成長し続け、よりよい教師を目指していきたいと思います。
学校教育教員養成課程特別支援教育コース 尾曲 唯菜さん
〇4年次 教育実習II
3年次の教育実習とは別の校種の免許を取得するための実習です。
幼稚園実習
体験談
私は幼稚園実習に参加して、幼稚園教諭の役割は、子どもたちにとって安心して信頼することができる存在になることなのだと思いました。実習に参加する前は、幼稚園は「学校」の要素が大きいものだと考えていましたが、まずはまだまだ未熟で、小さな世界から大きな世界へ進み始めたばかりの子どもたちが「幼稚園に行きたい」「幼稚園は楽しいところだ」と思えるような環境を提供することが重要なのだと実感しました。そのためには、教師が子どもたちに素直な気持ちで接し、正面から向き合い続けることで、何か困難なことがあっても、葛藤しながら乗り越えようとしたり、自らを伸び伸びと表現し、たくさんのことを知ろうとしたりなど多くのことを安心して豊かに経験することができるのだと感じました。
学校教育教員養成課程初等教育コース教育学領域 粟野 琴葉さん