鹿児島大学教育学部 技術科

文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

中川恭士郎さん〔平成23年度卒業・熊本県工業高校〕 (平成28年7月時点)

ゼミでの豊かな経験が今の私を形成している

私は現在、熊本県にある高校の自動車科の教師として教壇に立っています。教師になって5年目でまだまだ勉強中の身ですが、今の私を形成しているのは栽培ゼミでの経験です。浅野先生が新しく栽培ゼミを開かれ、その第1期生のメンバーとなりました。伝統や歴史も無く0からのスタートでしたが沢山の経験を積ませて頂き、当時の光景を今でも鮮明に覚えています。畑を手作りして作物を栽培したり、育てた野菜でバーベキューをしたり、流しそうめんをするために山に入って竹を切ったりと想い出を挙げたらキリがありません。その中でも1番記憶にあるのがニワトリの飼育です。ヒヨコから育て始めたのですが、毎日の餌やり、追いかけっこ等、沢山の愛情を注ぎました。その鶏を最終的には解体して食べてしまったのですが、「命」に対して深く考えさせられる瞬間でした。
この文章だけでは表せられないほど栽培ゼミでは、もちろん技術科のいろいろな講義・実習でも同じく濃い学びをすることができ、また自由な活動が多かったのですが、いくつもの大事なことを学ばせて頂きました。仲間にも恵まれ、技術科でそして浅野先生の元で学ぶことができ、本当に充実した大学生活でした。これらの経験は今でも生徒によく話しています。

  • 教育学部
  • 大学院 修士課程
  • 教職大学院

PAGE TOP