田中紀行さん〔平成22年度卒業・大阪府特別支援学校〕 (平成28年6月時点)
常に学び続ける姿勢のもととなった大学時代
大学時代で得た経験や友だちは、今でも私の財産です。私は、浪人して鹿児島大学に入学しました。大学時代は、一先勉学に専念しようと思いました。1年時に4年間の授業計画を立て、卒業時は5つの教員免許を取得できました。卒論では、ひまわり油の研究をしましたが、その楽しみや苦労などは今でも私の「常に学び続ける姿勢」の基になっています。また、水耕栽培など大学の同期と一緒に取り組んだことも今の教員の力になっています。現在は1年間講師を得て、教諭として特別支援学校で働いています。教員として数年たちましたが、まだまだ力不足だと感じています。特別支援学校では、個別のニーズにあった指導をするので教材の準備を一から考えて取り組んでいます。その中には生徒の実態に合わず、教材を再度工夫し直すことで試行錯誤しながら取り組むこともあります。
また思いやりや優しさの言葉かけなどそれらが、生徒だけではなく教員全体のモチベーションのアップにつながると思います。今後の抱負としては、今でも研修会などに行っていますが、「常に学び続ける姿勢」を持ち続け、たくさんの知識と力を身に付けてよい中間を見つけることです。また、大学院にもチャレンジしたいです。大学4年間は、貴重な時間です。将来を見据えながらしっかり勉学に励んでください。