開校記念1日遠足

2019-05-28

5月24日(金)に、開校記念1日遠足が行われました。徒歩で、みなと大通り公園から吉野公園まで移動し、公園内では、生徒会や各学年の代議員が主体となって様々な活動の企画・運営をしてくれました。例えば「新入生を囲む会」をはじめ、学年ごとの活動(フォークダンスや縄跳び、クイズなど)、きょうだい学級ごとに対戦する綱引き(ときには職員チームとも・・・)を行い遠足を盛り上げてくれました。
 

 

以下、開校記念1日遠足資料「開校記念にあたって」より抜粋
 「附属中学校が創立されたのは昭和22年5月1日で,学校ではこの日を開校記念日として毎年桜島の頂上に登っていましたが,爆発後は寺山公園に登り,さらに,昭和46年からは吉野公園で楽しい一日を過ごしています。学校創立の当時をしのび発展のあとを振り返って自分たちの生活に自覚を深め,希望をもって自らの向上と学校の発展を図ることにしているのです。
 本校の創立は太平洋戦争直後のことですので,学校は当初から非常な苦難と幾多の変遷を経て今日に至っています。昭和22年に創立されたときは,六・三制の新しい学校制度の実施によって武町の鹿児島師範学校の男子部と山下町の女子部と伊敷町の青年師範学校の三箇所に創立されました。翌23年に男子部と女子部は統合され,さらに,26年に青年師範学校も合併して,伊敷町に鹿児島大学教育学部附属中学校として発足しました。
 それから,昭和30年に山下町の文理学部の校舎の跡に移りましたが,一部ずつ移転して教場が二箇所となり,全部引っ越したのが昭和33年で,3年がかりで移転しました。そして,昭和38年2月現在地に校舎が建築され,全校移転して今日に至っています。
 こうした変遷のあとを振り返ってみますと,私たちの先輩は施設・設備の不自由な中で幾多の苦難を乗り越え,勉学を続けながらすばらしい校風の樹立に努めてきたことが分かります。校舎やグラウンドも新しく生まれ変わり,学校生活もとても快適なものになりました。しかし,この学校には,先輩たちの築いた伝統や思いが今も脈々と受けつがれています。先輩方の思いを大切にし,新しい歴史を創り上げていきたいものです。
 ここに開校記念日を迎えるにあたり,それぞれに自分たちの生活を自覚し,思いを新たにして,先輩たちが切り拓いてきた尊い歴史をもつ附属中学校の伝統を維持し,ますます特色と風格のある校風を盛り上げるよう努めたいものです。」

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