2年生修学旅行
「今一歩、踏み出せ。~深めた絆を発揮し 笑顔輝かせる旅~」のスローガンを掲げ、本校2年生は10月24日(火)~27日(金)の4日間、関西方面への修学旅行を行いました。
1日目、生徒たちは朝早くからの出発式を終え、保護者や先生方に見送られながら、新幹線に乗り込みました。
新幹線では、しおりを見ながら旅行のシミュレーションをする生徒、寝て英気を養う生徒、写真を撮り過ぎて電池残量がなくなる生徒等々、思い思いに、しかし大騒ぎすることなく過ごしました。
新大阪駅からバスで奈良公園へ。車窓に見えるシカに驚き、阿吽像と奈良の大仏の迫力に圧倒され、土産物店のお菓子と被り物に惹かれ…初日から購買意欲溢れる2年生です。
1日目最後は嵐山渡月橋。17時、日も落ちてきて、鹿児島と比べ、少し肌寒い京都でしたが、月と渡月橋、桂川の組み合わせがとても綺麗でした。
2日目の朝は、雲ひとつない晴天。
ホテルを出ると涼しくて心地よく、とても過ごしやすい天気でした。
出発を控えた生徒たちはワクワクを抑えられない様子でした。
京都は歴史上の人物たちが実際に活躍した場所。千年以上前に同じ場所で活動した人たちに想いを馳せながら、充実した学びの時間を過ごしたようです。
17時には、お土産でパンパンに膨らんだリュックを背負い、全ての班が時間内にホテルに戻って来ました。
事故やトラブルなく自主研修を終えたのは、非日常の生活において臨機応変さが求められる中、他者配慮を欠かさず行動してくれた結果だろうと、成長を嬉しく思います。
1日中歩き回ってくたくたの、しかしどこか満足げな表情を生徒たちは見せていました。
3日目の京都は、快晴のさわやかな朝を迎えました。
ホテルの部屋にお礼の手紙を残す生徒もおり、一つ一つの出会いを大切にする姿を嬉しく思います。
最初の見学地、平等院鳳凰堂では、10円玉を取り出して、本物と見比べる姿がありました。
生徒たちは、生で目にする平等院鳳凰堂に「きれい」と思わずため息を漏らしていました。豊かな感性をいっぱい働かせ、日本のよさを全身で体感していたようです。
平等院を後にすると、いよいよ待ちに待ったUSJ。
ゲート前で記念撮影を終えると、生徒たちは一目散に入場ゲートに走り出していました。
USJの中は観光客、修学旅行生が大勢。
そんな中、生徒たちはすぐに被り物を購入し、我々職員が入場する頃には多くの生徒が何かしらの被り物を身に付けていました。
USJを思いっきり楽しもうという意気込みが伝わりました。
約8時間USJを満喫し、その余韻に浸りながら夜を過ごしました。
最終日となる4日目、関西方面の天気予報は午後から雷雨。
朝はこれまで通り早起きする生徒がほとんどでしたが、USJの疲れからか、呼び掛けてもなかなか起きない生徒も…。
今日もホテルの部屋にお礼の手紙を置く生徒がいました。
メリケンパークの見学と、人と防災未来センターでの学習を終え、神戸中華街へ。ラーメンや小籠包、ゴマ団子など、思い思いに中華を楽しみました。
先発組が新幹線に乗って10分もすると窓に雨が打ちつけましたが、後発組も雨に降られることなく新神戸駅に到着しました。
18時過ぎには、無事に鹿児島に全員が帰着し、笑顔のままに解散式を終えることができました。
天候にも恵まれた3泊4日の関西方面への修学旅行は、大きな学びを得られる時間となりました。
修学旅行期間中に、新たな友人関係を築く生徒がいたり、声を掛け合いながら仲間と共に自主研修やUSJでの時間を充実させたりすることができ、「深めた絆を発揮し 笑顔輝かせる旅」が実現できたのではないかと思います。
また、生徒たちは、来週から附属中のNewリーダーとしての役割を期待されています。修学旅行での経験を生かして「もう一歩、踏み出」し、これまでよりも更に自分の力を学校で発揮してくれるのではないでしょうか。
これからも生徒たちと一つひとつのことを大切に積み重ねていきたいと思います。