学校の様子
「いのちの授業」
20日(火)6校時、2年生を対象に「いのちの授業」を行いました。
講師として、「NPO法人がんサポートかごしま」より木原和代様をお迎えし、がんという病気やいのちとの向き合い方についてお話を伺いました。
ご自身の経験や、ともに過ごしてきた仲間との関わりをもとに、まっすぐな言葉で生徒たちに届けてくれました。
「いのちの授業」の終わりに、木原様から三つのお願いがありましたので、この場にも残しておきます。
①「いのちの授業」で学んだこと、思ったことを、多くの人と共有してほしい。
②相手の存在を否定するような言葉を使わないでほしい。もし心にモヤモヤやイライラがたまっているのなら、ためこまないでほしい。
③自分の存在を否定したくなったら、誰かに相談してほしい。いなくなりたいくらいツライという思いを、一人で抱えこまないでほしい。
「いのちの授業」の木原様のお話は、「いのちとは。」「生きるとは。」を考えさせるものでした。
今あなたがここにいてくれるだけですばらしい。
あなたがいなくなったら悲しい思いをする人がいる。
自分のいのちも、誰かのいのちも、軽んじることなく大切に生きていきましょう。
令和5年度国立台北教育大学生の教育実習
1月22日(月)に台湾にある国立台北教育大学からの学生5名が来校しました。
彼らは2週間、本校で日本の英語教育について学ぶ「教育実習生」として過ごします。
コロナ禍ではオンラインによる実習を行っていましたが、実際に台湾から実習生を迎えるのは実に5年ぶりです。
実習生たちは、早速、初日から英語の授業に参加し、英語による自己紹介や台湾の紹介を通したコミュニケーションクラスを行いました。
今後は、本校生徒の自宅にホームステイをしたり、日本の教科書を使って実際に授業を行ったりする予定です。
5名とも大変明るく、そして熱心に実習に取り組んでいます。
また、実習生と過ごす日々は、本校生徒にとっても刺激的なようで、生徒自ら進んで英語で話しかける姿も見られます。
日々の学びを実際のコミュニケーションで生かす貴重な機会。
実習生たちにとっても、本校生徒にとっても、笑顔あふれるすてきな2週間になることでしょう。
On Monday, January 22, five students from National Taipei University of Education in Taiwan visited our school.
They will spend two weeks at our school as “teaching interns” learning about English education in Japan.
Although Corona Disaster had been conducting online training, this is the first time in five years that we have actually welcomed trainees from Taiwan.
The trainees participated in English classes from the first day and had communication classes through self-introductions and introductions of Taiwan in English.
They are going to do homestay at the students’ houses, and actually teaching classes with English textbooks of Japan.
All five students are very cheerful and enthusiastic about their practical training.
The days spent with the trainees seem to be very stimulating for our students, and some of them have even tried to speak to them in English.
This is a valuable opportunity for the students to apply what they’ve learned in actual communication.
It will be wonderful two weeks full of smiles for both the trainees and our students.
先輩に学ぶ
1月17日(水)、2年生を対象としたキャリア教育が行われ、本校卒業生から進路決定や入試への心構えを学びました。
2人の先輩方から、熱いメッセージがたくさん伝えられました。
生徒たちは、「自分の好きなことを軸に、やりたいことをやり切る。」「これだ!と言えるくらい好きなものに打ち込む。」といったアドバイスを受け、より一層、自らの進路を自らの力で切り拓いていこうとする気持ちが芽生えたようです。
2人の先輩方の今後のますますのご活躍を、附中生一同心より願っています。
黄色いチューリップ
今年度も、県内私立高校入試を控えた3年生に向けて、卒業生から黄色いチューリップが贈られました。
前日の夕方には卒業生が来校し、黒板アートを作成してくれました。
朝の会では、1・2年生の応援団がエールも送ってくれました。
附属中学校で受け継がれてきた「縦のつながり」を感じる瞬間です。
3年生の皆さん、たくさんの応援を力に変えて、来週からの県内私立高校入試を乗り切ってください。
皆があなたを応援しています。
3年生職場体験学習
本校3年生は10月24日(火)~25日(水)の2日間、鹿児島市内の各事業所で職場体験学習を行いました。
職場体験学習の実施にあたり、鹿児島市内の56もの事業所が御協力くださいました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
職場体験学習では、日頃の学校生活では学ぶことが難しい、「働くこと」を現地で経験させていただきます。
生徒たちも数年後は社会人。
「働くとはどういうことか。」「社会に貢献するとはどういうことか。」「働くときに求められる資質・能力とは何か。」そして「働いている方々はどのような思いでお客さんや利用者、商品、製品に関わっているのか。」を学生のうちから知り、考え、そして体験することは、大変貴重な機会です。
学校や家庭で学ぶ小さなことが、社会でどのように生かされているのかを実感する機会となったことでしょう。
生徒たちは、これから高校入試に向けて更に学習を重ねていきます。
ですが、その先には、それぞれが叶えたいと願う夢や達成したい目標があるはずです。
2日間の職場体験学習で得た学びが、それぞれの進路選択や学習意欲向上につながることを期待します。
2年生修学旅行
「今一歩、踏み出せ。~深めた絆を発揮し 笑顔輝かせる旅~」のスローガンを掲げ、本校2年生は10月24日(火)~27日(金)の4日間、関西方面への修学旅行を行いました。
1日目、生徒たちは朝早くからの出発式を終え、保護者や先生方に見送られながら、新幹線に乗り込みました。
新幹線では、しおりを見ながら旅行のシミュレーションをする生徒、寝て英気を養う生徒、写真を撮り過ぎて電池残量がなくなる生徒等々、思い思いに、しかし大騒ぎすることなく過ごしました。
新大阪駅からバスで奈良公園へ。車窓に見えるシカに驚き、阿吽像と奈良の大仏の迫力に圧倒され、土産物店のお菓子と被り物に惹かれ…初日から購買意欲溢れる2年生です。
1日目最後は嵐山渡月橋。17時、日も落ちてきて、鹿児島と比べ、少し肌寒い京都でしたが、月と渡月橋、桂川の組み合わせがとても綺麗でした。
2日目の朝は、雲ひとつない晴天。
ホテルを出ると涼しくて心地よく、とても過ごしやすい天気でした。
出発を控えた生徒たちはワクワクを抑えられない様子でした。
京都は歴史上の人物たちが実際に活躍した場所。千年以上前に同じ場所で活動した人たちに想いを馳せながら、充実した学びの時間を過ごしたようです。
17時には、お土産でパンパンに膨らんだリュックを背負い、全ての班が時間内にホテルに戻って来ました。
事故やトラブルなく自主研修を終えたのは、非日常の生活において臨機応変さが求められる中、他者配慮を欠かさず行動してくれた結果だろうと、成長を嬉しく思います。
1日中歩き回ってくたくたの、しかしどこか満足げな表情を生徒たちは見せていました。
3日目の京都は、快晴のさわやかな朝を迎えました。
ホテルの部屋にお礼の手紙を残す生徒もおり、一つ一つの出会いを大切にする姿を嬉しく思います。
最初の見学地、平等院鳳凰堂では、10円玉を取り出して、本物と見比べる姿がありました。
生徒たちは、生で目にする平等院鳳凰堂に「きれい」と思わずため息を漏らしていました。豊かな感性をいっぱい働かせ、日本のよさを全身で体感していたようです。
平等院を後にすると、いよいよ待ちに待ったUSJ。
ゲート前で記念撮影を終えると、生徒たちは一目散に入場ゲートに走り出していました。
USJの中は観光客、修学旅行生が大勢。
そんな中、生徒たちはすぐに被り物を購入し、我々職員が入場する頃には多くの生徒が何かしらの被り物を身に付けていました。
USJを思いっきり楽しもうという意気込みが伝わりました。
約8時間USJを満喫し、その余韻に浸りながら夜を過ごしました。
最終日となる4日目、関西方面の天気予報は午後から雷雨。
朝はこれまで通り早起きする生徒がほとんどでしたが、USJの疲れからか、呼び掛けてもなかなか起きない生徒も…。
今日もホテルの部屋にお礼の手紙を置く生徒がいました。
メリケンパークの見学と、人と防災未来センターでの学習を終え、神戸中華街へ。ラーメンや小籠包、ゴマ団子など、思い思いに中華を楽しみました。
先発組が新幹線に乗って10分もすると窓に雨が打ちつけましたが、後発組も雨に降られることなく新神戸駅に到着しました。
18時過ぎには、無事に鹿児島に全員が帰着し、笑顔のままに解散式を終えることができました。
天候にも恵まれた3泊4日の関西方面への修学旅行は、大きな学びを得られる時間となりました。
修学旅行期間中に、新たな友人関係を築く生徒がいたり、声を掛け合いながら仲間と共に自主研修やUSJでの時間を充実させたりすることができ、「深めた絆を発揮し 笑顔輝かせる旅」が実現できたのではないかと思います。
また、生徒たちは、来週から附属中のNewリーダーとしての役割を期待されています。修学旅行での経験を生かして「もう一歩、踏み出」し、これまでよりも更に自分の力を学校で発揮してくれるのではないでしょうか。
これからも生徒たちと一つひとつのことを大切に積み重ねていきたいと思います。
1年生集団宿泊学習
「輝け、笑顔と個性 彩れ、虹色の未来」のスローガンを掲げ、本校1年生は10月25日(水)~27日(金)の3日間、国立大隅青少年自然の家で集団宿泊学習を行いました。
1日目、生徒たちは保護者や三年部の先生方に見送られながら鴨池港を出発し、大隈青少年自然の家に向かいました。
昼食後のグリーンアドベンチャーでは、仲間を意識した行動の大切さを学んだようです。
そして、キャンプ場へ移動した後はテントを設置しました。事前に学校でテントを設置する練習をしていたので、予定より早く立てることができ、職員の方が驚いていました。
その後の野外炊飯では、グループによって差はありましたが、生徒たちは予想以上に手際よく、声を掛け合って協力しながら行い、どの班も美味しそうなカレーを作っていました。
カレーを食べた後に、キャンプファイヤーを行いました。
火を囲みながら、マイムマイムを踊ったり、今回の宿泊学習のテーマソングである『君に捧げる応援歌』を歌ったりしました。綺麗な星空のもと、みんなで肩を組みながら歌ったことは、大切な思い出となりました。
2日目は少し肌寒い朝となりました。
生徒たちは、6時前に起き、朝食を食べたり、テント撤収を行ったりました。登山前には目の前のとんがり山に向かって景気づけの掛け声をかけて、出発しました。
10時に出発した万滝コース登山。
きれいな滝に癒やされながら昼食をとったり、錦江湾の絶景を眺めたりと、生徒たちは往復5時間あまりの登山を満喫して、全員無事に宿舎に戻ってきました。
登山に参加出来なかった生徒は、その間に自然の植物等を使って横断幕を作成し、それを掲げて山道から草原に下りてくる生徒を迎えてくれました。
宿舎に戻り、疲れがあるかなと思っていましたが、部屋でもまだまだ元気な1年生。
食事の後の学年親睦会は、劇やダンスなど、それぞれの学級カラーが出ており、とても楽しい時間を過ごしました。
登山後とは思えない熱量に、改めて学年のパワーを感じることができました。
最終日となる3日目。
清々しい空気の中で朝の集いを行いました。
布団の片付け、部屋の片付けがうまく出来ない班がありましたが、学習するよい機会となったのではないでしょうか。
各コースの体験学習では、総合的な学習の時間での学びを更に深める機会となりました。
予定通り鴨池港に到着し、15:00には解散式を終え、無事に帰路につきました。
今回の宿泊学習は、天気にも恵まれ、計画した全ての活動を実施することができました。不足・不便・不自由な生活を通して、最高の仲間になることができました。上手くいかないこともありましたが、『失敗と書いて成長と読む』という言葉があるように、少しずつ成長している姿が見られました。宿泊学習における様々な経験が、きっとこれからの普段の生活に生きると信じています。
第63回文化祭
9月26日(火)に川商ホールにて、第63回文化祭が開催されました。
「越えてゆく 終わりなき伝統 彩る 我らの景色」のスローガンのもと、学年や部活動による舞台発表が行われました。
アフターコロナを迎え、舞台上での人数制限やマスク着用が解除された今年度の文化祭。
観客の入場制限もなく、会場は生徒や保護者の皆様の温かな笑いや拍手でいっぱいとなりました。
1年生は、「Our Journey of Exploration『鹿児島の魅力のつなぎ方』」と題し、半年間の「総合的な学習の時間」で学習した鹿児島の魅力を1年生全員で発表しました。
2年生は、「鷗(かもめ)」と「with you」の2曲を附属中学校恒例の学年合唱で美しく歌い上げました。
3年生は、学級ごとに合唱を披露しました。
これまでに積み重ねてきた歌の力を、自信に満ちた表情と声で会場に響かせ、その歌声は聴くもの全てに感動を与えました。
また、吹奏楽部、合唱部、演劇部は舞台上で日々の練習の成果を発揮し、美術部はていねいに作り上げた作品で会場を華やかに彩りました。
運動会とは異なる形で、頑張りを発信することができた1日は、生徒にとって大切な思い出の1ページとなったことでしょう。
私たちの前に広がる景色は、確実に彩りが増しました。
令和5年度鹿児島大学教育学部附属中学校紹介ムービー
令和5年度の本校の学校紹介ムービーを作成しました。
本校での学校生活の様子が伝わる映像に仕上がっております。
下記URLよりご覧ください。
第73回運動会
9月2日(土)に第73回運動会が行われました。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、今年度から来場・参観に対して制限をかけまぜんでした。
当日は、来賓の方々に加え、生徒のご家族やご親戚、本校の卒業生など、大変多くの方にお越しいただきました。
ただし、近年まれに見る暑さで熱中症が懸念されたため、「クーリングタイム」や「冷凍スポーツドリンクの配布」など、新たな対策を講じながらの実施となりました。
今年度のスローガンは「巻き起こせ 我らのおもい 彩れ 虹色のゴール」
青・赤・黄・緑・白の5つの団が、真剣な表情で競技に、応援に全力で取り組み、夏の太陽に負けないほどの輝きを放っていました。
今年度の「競技の部 優勝」は緑組、「応援の部 優勝」は白組。
勝敗はつきましたが、全力で取り組んだ日々は、「優勝」に引けを取らないほど価値のあるものになったことでしょう。
生徒主体でつくり上げる本校の運動会。
生徒それぞれが心の中に秘めたおもいを、それぞれの力で輝かせ、運動会を彩ってくれました。
今年度もたくさんの感動をありがとう。
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